個人の価値観と「Graffiti・落書き」の特殊性
2004年になりました。
このHP開設は2003年2月ですが、ページビューも5500を超え、掲示板への書込みも100
件超えました。
世の中こんなHP見てくれる変わった人(管理人の方が変わっているって!?)がいらっしゃる
と思うと嬉しくなります。皆さま本当にありがとうございます!
最近掲示板に
@ >「おい、このサイトはグラフィティをバカにしとんか?なにが汚い落書き、や。ぶっ殺す
    ぞ。どこが汚いんや?あれは芸術じゃ。」
A >「・・・だから皆、フェイムを目指して必死なんです」
この異なる二つの書込みは私には共通性が感じられましたし、ちょっと考えさせられました。
個人の価値観グラフィティの特殊性についてです。
以下、すっご〜く個人的な想いです。管理人のあくまでも個人的な(つまりかなり偏った)考え
ですが、興味ある方は続きを読んでみて下さい。
落書きは行為は、駐車違反に近い?
ちょっと強引と思われるかもしれませんが、例えば━
 目的地に行くのに電車・バス等他の交通機関があるのにわざわざ渋滞した道を走り、数少
 ない駐車場に並んでまでは入れずに路上駐車をします。
 結果、運悪く(?)キップを切られ反則金・レッカー代・保管料を取られるかもしれないのに。
 他の表現方法・発表方法もあるのにわざわざ街の壁などに落書きをし、明らかに違法行為
 と知りつつやってしまう。
 車が好きな人は「道も混んでるなぁ、多分路駐になるなぁ、最近駐禁厳しいよなぁ・・・」って
 思いつつそれでも車に乗って行くのでしょう。
 その人にとって車に乗る事は譲れない楽しみだから移動の為の手段だけではないんでしょ。
 これはライターの行動とか心理にわりと近いのではないかと思うんです。
 私はこういう事について他人がとやかく言うのは、余計なお世話だと思います。
 登山家は山が好きだから登るし、暴走族は走りが好きだから走っちゃうんです。
 ライターは書くのが好きだから書いていてるので、大多数は人に迷惑をかけるために書いて
 いるのではないし、先程の話で言えば路駐した人も迷惑をかける事は望んでいなかったは
 ずです。
 長くなりましたが、人の駐車場や敷地に勝手に駐車する人はごく少数でしょうし、個人の所
 有物に落書きする人もまたごく少数でしょう。
 その行為によって迷惑を受ける人・悲しい思いをする人・困る人がいるような事は<なる
 べく>しないというモラルは概ね守られていると思います。。
 法律の話では関係ありません。
 ちなみに私は電車の中で女性がお化粧していても全然構いませんが、あまりに騒がしくして
 いるのは不愉快に思います。
 え!私と違う? 
 そう、当たり前ですが個人によって価値観は違うのです。
 「グラフィティ」をカッコイイ・ステキ、芸術・アートだと思う人もいれば、単なる不愉快な「落書
 きと思う人もいます。やっぱり人それぞれでしょ・・・
 まして、芸術ならそれを強要するものではないでしょう。
 他人に対して自分の考え方を強要するとお互い気持ちがギスギスしてきます。
 自分的には「まあ、いいじゃない!」っていうくらいの寛容さ・許容を広く持ちたいと思いま
 す。
 P.S.だからと言って個人の所有物にまで落書きはしないでね_(._.)_
     ボランティアや自治体の職員の方々が落書き消しの作業をしているのを考えるとそ
     の不毛な生産性のなさに虚しさを感じます。
     また、潰れそうな個人商店へのシャッターの落書きを見ると心痛みます・・・
 
そしてグラフィティの特殊性=匿名=違法行為だから
・書かれた側からすれば犯人もわからず、消去費用も自腹、腹立たしい
・どんな人が書いているか見当もつかないし、書いてあるものもほとんど意味不明で不気味 
・実名・写真入りでメディアに登場できないのでいつまでもせいぜいサブカルチャーとしてしか  
 認知されていない
・仲間内でトップに立つ実力・知名度が上がっても社会から認められず単なるアウトロー扱い   
・人に言えない・伝えられない・誇れない、ましてや社会的成功は望めない
・更に内に入り込んで行き、循環して出口がない 
違法行為だから優れた作品を作っても名乗れないし、評価も得られないのである意味しょうが
ないことかもしれません。
しかし、逮捕の危険まで犯して書く人がいるのは別な見方をすればスゴイことです。
深夜に頑張って人目を気にしながら書いていて、一銭にもならないんですよ。
そんな世界でフェイムを目指す方がいるのは純粋にステキなことだと私には感じられます。
マリナーズ・イチローが年俸総額4400万ドル(約47億5200万円)の4年契約を結びましたね。
彼に限らずですが、何か極めた人は認められ通常それに伴う評価を得るものです。
分かりやすくは、お金であったり、名声や地位であったりするでしょう。
スポーツに限らず、文学・音楽・芸術、学者・発明家・研究者、どの世界でもそうでしょう。
日本のグラフィティの世界はこれからどうなるんでしょうか?
キース・へリング、TWIST<バリー・マッギー>のような著名なライターの作品ではなく、日本の
ライターの「街の落書き」の中にも人の心を揺さぶるものが間違い無くあると思います。
現代美術や商業美術として評価されるべきレベルの作品があり、ライターがいるのに相応の
評価を受けるのは難しい状況です。
前述のようになかなか作品のみを評価される環境ではありません
でも、それは人に感動を与えたり、何かを考えさせたり、現に私は「街の落書き」に触発されて
このHPを開設しましたし・・・
2004年状況が好転する事があればうれしく思います。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
腹が立った人、批判・不満・反論等あるかと思いますが、人によっていろんな考えがあるんだ
なーって広い心で許容して下さるとうれしいです。
私の意見はあくまでもごくごく個人的なものである事をご理解下さい。
何かありましたら遠慮なく掲示板の方にお願いしますm(__)m







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