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「落書き」と犯罪について

その昔暴走族が自分を誇示する為「〜参上」等と落書きしていましたが、最近では街に稚拙な
落書きが溢れています。
犯罪都市と言われたニューヨークで興味深いデータがあります。
落書きを徹底的に消す事によって凶悪犯罪が3分の1に減った事実です。
84年からニューヨーク市交通局で地下鉄治安回復のためのプロジェクトとして地下鉄の車両
・駅構内で落書きを消す作業が始まりました。
それと平行して無賃乗車など軽犯罪も取締強化されました。
この時点ですでに地下鉄内での犯罪は凶悪減少は減少しています。
ジュリアーニNY市長(01年9月の同時テロ事件当時の市長)がこの手法をニューヨーク全体
に広め今では殺人事件でさえ3分の1に減少しています。
日本はこの10年で凶悪犯罪は2倍・検挙率は3分の1の20%になってしまい
ました。
窓を割れたまま放置しておくとその建物は誰の管理・監視もないものだと思われ、内部・外部
とも荒らされ建物全体からその地域全てが荒れて崩壊していくという考え方があります。
「破れ窓=Broken Windows理論」
落書きは実はその崩壊の第1段階かもしれません。
日本でも落書きは器物損壊=犯罪です
札幌ではニューヨークのように軽犯罪(駐車違反)を徹底的に取締り犯罪減少効果を上げ、
私の住んでいる新宿では97年にポイ捨て禁止条例ができタバコ等のポイ捨てに2万円の罰
金を取るようになりました。これも街の美化の一つの方法かもしれません。
「落書き」に関しては横浜桜木町に代表されるアート性の高い作品には落書きの上書きはほ
とんどされないようです。このように逆発想でプロのアーティストや絵心のある学生等にアー
ト性の高い作品を書いてもらっているが地域全国にあります。
2003.03.18.加筆
今年に入ってからやたらTV・新聞で「破れ窓=Broken Windows理論」が何度も取り上げられ
ています。
これはピッキング・カム送り・サムターン回し等次々と手口が明らかになる身近な不法侵入に
怯え、防犯/犯罪に関心を持つ人達が増えている事に関係があるのでしょうか?
「イラク問題」より身近な窃盗やストーカー事件等で社会に対する不安を肌で感じている
としたら、いよいよ日本の社会も本格的に危ないのでは!?








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